家族葬専門葬儀社オフィスシオン しきたりアカデミー

葬儀や死の専門情報を通じて、そこに向かいより良い人生を歩めるように、少しでもお役に立てれば幸いです。

8月16日 病室のベットの上での事前相談

「オフィスシオンFMしきたりアカデミー」では、家族葬専門葬儀社オフィスシオンが、しきたりや、葬にまつわる慣習やマナーをご紹介いたします。

今回のシリーズは、「家族葬の現場から」です。

オフィスシオンで働いている女性スタッフが、仕事を通じて日々感じたことをブログに書いています。その中から毎日1話ずつご紹介していきます。


病室のベットの上での事前相談

ちょうど一年ほど前です、病院のケースワーカーさんからご相談を受けました。「ご自分の事の終わり方」を「迷惑かけないようにちゃんとしておきたい」と考えておられる方がいるということでした。、直接、ご本人様とお話する機会をいただき病室へ行きました。そこは結核病棟でしっかりしたマスクを着けてお話しないといけません。私の顔を見て頂こうにも、マスクで覆われているのですから、どうしたらこの方は、私の事を信頼して頂けるだろう、安心して頂けるだろう・・・ととっさに思い、大きめのお辞儀や、すこし距離を近づけてお話したのを覚えています。

その時、「もう僕はこのベットの上以外は、行く事はないだろう。ベットから自分で立ち上がる事はないだろう」と、おっしゃられたのです。まだまだ、死が近づくなんて、私にはその時には想像もできないぐらい普通にお話が出来ました。きっちりした几帳面な方のように思いました。新聞などの切り抜きなども集められ、いろいろ勉強されておらる方でした。この方には、奥様、お子様はおられず、ご兄弟がおられると言う事でした。80歳以上になり、遠方で体もこわされておられるので来てもらえないだろうと・・・そのお姉さんにはお子様(甥・姪)がいて代わりに窓口にはなってくれるだろうが、結婚式に会っただけで、もう30年会っていないし、遠くで駆けつけてくれる事が難しいと心配しておられたので、もしもの事があったら、私がちゃんとお守りしますので安心下さいと話しをしました。住宅の片付けなどのご心配もクリアにお話ししたのを覚えています・・・・・

本日、その方が亡くなったと病院の看護師さんからお電話を頂きました。複雑な心境です。一度会っただけで、ちゃんとお話ができたのか・・・もう一度お会いしたかったです。

家族葬専門葬儀社オフィスシオンがお送りいたしました。

木, 8月 16 2012 » 家族葬の現場から

コメントをどうぞ