家族葬専門葬儀社オフィスシオン しきたりアカデミー

葬儀や死の専門情報を通じて、そこに向かいより良い人生を歩めるように、少しでもお役に立てれば幸いです。

8月14日 エレベーターの中で

「オフィスシオンFMしきたりアカデミー」では、家族葬専門葬儀社オフィスシオンが、しきたりや、葬にまつわる慣習やマナーをご紹介いたします。

今回のシリーズは、「家族葬の現場から」です。

オフィスシオンで働いている女性スタッフが、仕事を通じて日々感じたことをブログに書いています。その中から毎日1話ずつご紹介していきます。

エレベーターの中で

先日、入院されておられる家族の方から、「最後の時を迎える事になるので、考えておきたい」とお電話をいただき、病院へ、向かいました。病院でお話することは、よくあることです。病院の一室やロビー、近くの喫茶店など、家族の方は付きっきりで看病されておられるわけですから私どもの会社にまで来て頂くお時間がないはずなんです。病院に着いて、エレベーターを呼んで待っている時でした。後から、ひとり60歳ぐらいの奥様が、息を切らし走ってこられました。思いっきり、走ってこられたんでしょう、ハア~ハア~ハア~肩で息を整えながら、おでこに汗もたっぷりかかれていました。エレベーターに2人で乗ると、その奥様は動揺された様子で、階を押す手や身体が震えていました。家族の方が危篤もしくは、亡くなられたのでは、という事が一目でわかりました。衝撃を受け、パニックにおちいっているようかのようでした。家族が亡くなるかもしれない、直前、あのような状態になられる事を目のあたりにいたしました。

私たちは、寝台車で病院へお迎えに行きます。その時が一番緊張致します。どんなご家族の方ののか?何人ぐらいでいらっしゃるのだろうか?私たちも不安です。でも、家族の方の心境は、そんなものではないぐらいの心理状態だと、この奥様とエレベーターを共にして、感じ、教えていただきました。日常の業務として慣れてしまわないよう、所作や、言葉づかいなど、もっともっと神経を集中させていかないといけないお仕事だと肝に命じさせて頂いた一瞬でした。

その奥様、エレベーターを飛び降りて、ICUに入って行かれました。無事を祈ることしかできませんでした。

家族葬専門葬儀社オフィスシオンがお送りいたしました。

火, 8月 14 2012 » 家族葬の現場から

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