家族葬専門葬儀社オフィスシオン しきたりアカデミー

葬儀や死の専門情報を通じて、そこに向かいより良い人生を歩めるように、少しでもお役に立てれば幸いです。

10月12日 末後の水

「オフィスシオンFMしきたりアカデミー」では、家族葬専門葬儀社オフィスシオンが、しきたりや、葬にまつわる慣習やマナーをご紹介いたします。

今回のシリーズは、「家族葬の現場から」です。

オフィスシオンで働いている女性スタッフが、仕事を通じて日々感じたことをブログに書いています。その中から毎日1話ずつご紹介していきます。

末後の水

「末後の水」「まつごのみず」と読みますが、亡くなった方の唇にお水を湿らせてあげる儀式があります。割り箸に脱脂綿やガーゼを捲いた物や、新しい筆など・・・また、枕元に荘厳されてある樒(しきみ又はしきびと読んだりします)の葉を一枚ちぎったりもします。樒の葉でお水をすくい、一滴二滴唇を湿らせます。お亡くなりになった直後や、納棺前や出棺前に行われることが多いですね。もし、私の家族の時にはしていなかったのでは・・・と思われる方心配しないでください。お別れの時に一輪でもお花をお入れされたと思うんですがその手向けたお花もお水代わりになるんですよ。また、お葬式は地域によったり、その方の気持ちによって、いろんなことの作法が変わってくることが多いものです。

今回、私のアドバイスでお水の代わりにコーヒーをご提案したんです。お水でなく、ご家族の方の気持ちを優先して、お酒やビールやコーヒーなどで湿らせることがあります。奥様は、枕元にコーヒーを毎朝、お供えされておられました。ある日は、スターバックスの一番大きな紙コップのコーヒーを買ってこられてました。そして、ご主人は、治療のひとつに、「胃ろう」をされておられたので(口から食べ物や飲み物をとらず、お腹に管を通して栄養をとるものです)「ビールもお酒も何も要らんから、コーヒーが飲みたい!」よくこうおっしゃられていたようです。そんなお話も聞いていたので、末後の水をコーヒーでさせていただいたんですが、親戚さんの中に、「末後の水は、普通 、水でしょう」と言われていたようです。奥様につらい思いをさせてしまったようです。大勢おられる方の一致とできなかったことに、今回、残念なことになってしまったような気がして仕方ありません。もっと、気持ちをひとつに、協力して頂けるよう精進していきたいです。

家族葬専門葬儀社オフィスシオンがお送りいたしました。

金, 10月 12 2012 » 家族葬の現場から

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