家族葬専門葬儀社オフィスシオン しきたりアカデミー

葬儀や死の専門情報を通じて、そこに向かいより良い人生を歩めるように、少しでもお役に立てれば幸いです。

10月11日 病院での付き添いの難しさ

「オフィスシオンFMしきたりアカデミー」では、家族葬専門葬儀社オフィスシオンが、しきたりや、葬にまつわる慣習やマナーをご紹介いたします。

今回のシリーズは、「家族葬の現場から」です。

オフィスシオンで働いている女性スタッフが、仕事を通じて日々感じたことをブログに書いています。その中から毎日1話ずつご紹介していきます。

病院での付き添いの難しさ

ある奥様とのお話です。一年前にお母様を亡くされ、その時からのご縁ですが、ご主人様のご心配もされておられたので一緒にご相談に乗り、いろんなご提案をさせて頂いておりました。それから一年、奥様は毎日、ご主人のおられる病院へ、一日もかかさず見舞うため付き添われたようです。いま、病院で付き添いたいと思ってもなかなか難しいようで、病室も大部屋ではなく、個室を借りないといけないようです。亡くなってから、盛大なお葬式をするより、今、ご主人のそばについていてあげたい事を優先されました。本当にその通りだと思います。十分、ご家族の時間も、お金も、お気持ちもかけられました。

そして、個室の問題だけでは無いようです。同じ病院に長くはおれない仕組みになっているようです。何ヶ月か過ぎると、転院しなければいけないようです。ある時、ご主人の体調が急変しました。奥様は、「今晩は付き添わせて下さい」と何度もお願いされたようですが病院としては、「任せて下さい」と言われ、気持ちを優先はしてくれなかったようです。雪の日も雨の日も、タクシー、電車、バスと乗り継ぎ通われていたんです。あんなに毎日通っておられたのに、いざ、息を引き取る時にひとりにさせてしまったと後悔されておられました。このようなお話は、なかなか体験したことのある人でしかわからない事です。もっと、いろんな選択肢もあったかもしれません。つらい思いをなさる方を、ひとりでも減らしたく思いこのように書かせて頂きました。

いつもは、葬儀社である私です。家族と一緒になって泣いてばかりはおられませんが本日は、奥様のじゅうぶんなお気持ちといっしょになり、お別れさせて頂きました。
奥様のお気持ちは、じゅうぶんご主人に伝わっていると思います。

家族葬専門葬儀社オフィスシオンがお送りいたしました。

木, 10月 11 2012 » 家族葬の現場から

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