家族葬専門葬儀社オフィスシオン しきたりアカデミー

葬儀や死の専門情報を通じて、そこに向かいより良い人生を歩めるように、少しでもお役に立てれば幸いです。

1月31日 大好きなお母さん

「オフィスシオンFMしきたりアカデミー」では、家族葬専門葬儀社オフィスシオンが、しきたりや、葬にまつわる慣習やマナーをご紹介いたします。

今回のシリーズは、「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」です。今は亡きあの人へ伝えたい言葉プロジェクトは人と人の温かいつながりや、人の優しい心を多くの人に伝えていこうとの思いからスタートしました。全国から寄せられたたくさんのお手紙の中から、毎日1話ずつご紹介していきます。

大好きなお母さん

中学2年生の冬、お母さんは事故で突然亡くなった。
前日に電話で話をして、次の日に会う約束をしていた。夜中、突然姉が嫁ぎ先から泣きながら実家に来た。
『お母さんが事故にあった』
急いで父の運転する車で病院に駆け付けた。車の中では、そんなにひどくないだろうと甘い考えだった。病院に着くと入り口から診察室まで血が点々と床に付いていた。待合室で待ってると、先生が診察室から出てきた。お母さんが亡くなったと知らされた。でも、なぜか涙が出なかった。実際に見ていないからだったのか。

病院から家に帰るときに父に言われた。これからは参観日や行事には誰も行けないがしょうがないなと。お父さんは来る気はないんだと少し悲しかったら、
お母さんが病院から家に運ばれて布団に横になっているのを何分か見ていた私。親戚のおばさんが顔を見とくかと尋ねてきたが、答えられなかった。見ておいたほうがいいと言われ、頭に包帯を巻いたお母さんを初めてそこで見て、初めて涙が出た。現実なんだ。家は生活感がすごくあって、でもそこに住んでるお母さんはもういない。もっといっぱい会っておきたかった。話をしておけばよかったと後悔ばかりした。

お母さんにもらった最後のお年玉にはメッセージか書いてあった。『さゆりちゃんはママの事あまり好きじゃないかもしれないけど、ママの大好きなさゆりちゃんへ』と。大好きに決まってるのに、そんなことを思わせていたなんて。

あれから14年私は2人の子の母になった。育児のことで悩むことは頻繁にあるが相談する人がいない。自分が母になって改めて母の大切さをしった。生きていたら、なんてアドバイスをくれるだろうなんて考えてしまったり。
自分の子供たちにも母のことを知ってもらいたくて、よく話をする。強くて優しくてすごい人だったのよって。
私もそんな母になれるように頑張る。

お母さん、あなたが亡くなって14年経つけど、今もこれからも一番大好きだよ。親孝行できなくてごめんね。孫も見せたかった。抱っこしてもらいたかった。
私を産んでくれてありがとう。

家族葬専門葬儀社オフィスシオンがお送りいたしました。

木, 1月 31 2013 » 「今は亡きあの人に伝えたい言葉」より

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