家族葬専門葬儀社オフィスシオン しきたりアカデミー

葬儀や死の専門情報を通じて、そこに向かいより良い人生を歩めるように、少しでもお役に立てれば幸いです。

1月30日 お母さんありがとう

「オフィスシオンFMしきたりアカデミー」では、家族葬専門葬儀社オフィスシオンが、しきたりや、葬にまつわる慣習やマナーをご紹介いたします。

今回のシリーズは、「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」です。今は亡きあの人へ伝えたい言葉プロジェクトは人と人の温かいつながりや、人の優しい心を多くの人に伝えていこうとの思いからスタートしました。全国から寄せられたたくさんのお手紙の中から、毎日1話ずつご紹介していきます。

お母さんありがとう

お母さんが亡くなって7年経つね。季節は毎年同じように巡ってくるけど、心の中には年々寂しさが募る。
あの時病室でら滅多に弱音を吐かないあなたが、『どうして、こんな病気になったんかねぇ』と深いため息混じりにぽつり呟いた横顔を思い出すたび、切なさと無力感が心によみがえる。

昭和20年8月6日に原爆が落とされていなければ、多発性骨髄腫を発症していなかったのかなぁと思う。でも。病気の発症がなくなる8ヶ月前で、80年の人生の大半は極めて元気で快活な人生だったこと、神様に感謝。
訃報を知らせた貴方の長年の友人達の誰1人、貴方が原爆に遭っていた事実を知らず驚いていた。それは誰にも話したくない恐ろしい経験だったのでしょう。
でも、私には小さい頃からその貴重な体験を語ってくれたね。廊下の壁に突き刺さる窓ガラスの破片、それを運良く避けて廊下にうずくまるあなたの姿が、くっきりとした映像として目の前に浮かぶほどあなたの体験談は私の頭の中に刻み込まれてる。

『これからの世の中、女性も大学へ行かんとね』と、他県の大学へ快く送り出してくれたね。でも送ってくれたプラットフォームでお互い涙が出そうで顔をまっすぐ見られなかったよね。結婚も他県だったけど、どこで暮らしても一緒と言って、私の気持ちを随分軽くしてくれたね。父が幼いときに亡くなり、あなたと兄と私の3人で力を合わせて生きてきたけど、世間の未亡人のイメージとは程遠い、明るく大雑把な性格に、兄も私もどれほど救われたでしょう。決して恨み事など言わず、前向きに生きる姿、大好きでした。

私も中年になり、子供達も独立し、長く一人暮らしを貫いたあなたの心境が少しわかるようになった。生前、もっと言えばよかった『ありがとう』を、今心から言える自分がいる。
人生の最高の先輩としてあなたに出会えたこと、深く感謝してる。そして、また生まれ変わったら出会いましょう。その日はを楽しみにしてるよ。

家族葬専門葬儀社オフィスシオンがお送りいたしました。

水, 1月 30 2013 » 「今は亡きあの人に伝えたい言葉」より

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