家族葬専門葬儀社オフィスシオン しきたりアカデミー

葬儀や死の専門情報を通じて、そこに向かいより良い人生を歩めるように、少しでもお役に立てれば幸いです。

1月8日 お母ちゃんへ

「オフィスシオンFMしきたりアカデミー」では、家族葬専門葬儀社オフィスシオンが、しきたりや、葬にまつわる慣習やマナーをご紹介いたします。

今回のシリーズは、「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」です。

今は亡きあの人へ伝えたい言葉プロジェクトは人と人の温かいつながりや、人の優しい心を多くの人に伝えていこうとの思いからスタートしました。全国から寄せられたたくさんのお手紙の中から、毎日1話ずつご紹介していきます。

お母ちゃんへ

36年前に亡くなったお母ちゃんに、是非会ってほしい人がいる。それは、私の主人と個性豊かな2人の息子。
主人は、ちょっとお父ちゃんに似てる真面目でハンサムな人だよ。唯一、文句をつけるとしたら、私よりちょっと身長が低いことかな。それでも私と私の作品を愛してくれる。とても優しい人だよ。そういうところもお父ちゃんと似ている。
現在、大学生の2人の息子は、長男は吹奏楽を愛する文科系で教師志望。二男はラグビー好きの体育会系と、どちらの子にも子育て中に楽しい思いを沢山させてもらった。きっとお母ちゃんにも『まあまあの子育てだね』と合格点がもらえるんじゃないかな。

お父ちゃんはもう40年間やもめ暮らしで、再婚はせずに81歳になった今も1人で暮らしている。お母ちゃん以上に好きになれる人がいなかったんだって。
お父ちゃんの米寿のお祝いに、兄弟5人とその連れ合いも一緒に有馬温泉に行ったよ。お父とちゃんは『お母ちゃんも、あちこち旅行に連れてってやりたかった。昔はお金がなかったから苦労ばかりでいい思いは何もさせられなかった』としみじみお酒を飲んでいた。そんな時、『兄弟5人みんな健康で、誰1人、警察のお世話にもなった者もいないし、よかった、よかった』というのがお父ちゃんの口癖だ。お父ちゃんの米寿のお祝いに、子供の頃からの写真をスライドにしているとき、新婚当時の2人の写真を見つけた。お母ちゃんは、まだ20歳ですごく若い。これから訪れる人生の荒波も知らず、生涯の伴侶に愛される喜びにあふれて眩しいくらいだ。

42歳で亡くなったお母ちゃんの年齢を10も超えてしまって、すっかりおばあちゃんになった私だけど、お母ちゃんが私達に残してくれたものはとっても大きいものだったな…と今改めて感じてる。器量良しでもなく、うちは貧乏だったけど、いつもお父ちゃんと笑っていたね。お母ちゃんとは16年間しか親子じゃなかったけど、人にとって一番大切なものを教えてもらったよ。それは、『力いっぱい人を愛し、与えられた生命を生き切ること』これだけはお母ちゃんが10年間の闘病生活で私達残してくれた財産だね。

5人で分けて5分の1になる遺産じゃない。兄弟5人で5倍になるかけがえのない財産。今度は私達の子供に生まれ変わりたいと言っていたお母ちゃん。息子たちにもお母ちゃんが教えてくれた事を伝えていくよ。本当にありがとうね。

家族葬専門葬儀社オフィスシオンがお送りいたしました。

火, 1月 8 2013 » 「今は亡きあの人に伝えたい言葉」より

コメントをどうぞ