家族葬専門葬儀社オフィスシオン しきたりアカデミー

葬儀や死の専門情報を通じて、そこに向かいより良い人生を歩めるように、少しでもお役に立てれば幸いです。

1月7日 母へ

「オフィスシオンFMしきたりアカデミー」では、家族葬専門葬儀社オフィスシオンが、しきたりや、葬にまつわる慣習やマナーをご紹介いたします。

今回のシリーズは、「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」です。

今は亡きあの人へ伝えたい言葉プロジェクトは人と人の温かいつながりや、人の優しい心を多くの人に伝えていこうとの思いからスタートしました。全国から寄せられたたくさんのお手紙の中から、毎日1話ずつご紹介していきます。

母へ

あれから20年ほど経ちますが、今も見守ってくれていますか?
亡くなって数年は寂しくて、朝泣いて目が覚めたこともあったよ。まさか今、こうして手紙を書く事なんて思いもしなかったけど改めて伝えます。お母さんはいなくなってからも私の中で存在して助けてくれました。

ずっと上から見ていたと思うから知っているだろうけど、はっきり言ってお母さんがいなくなってからの自分の人生はより最悪だった。
お父さんは糸が切れたように働かなくなり、小学校でのいじめは酷くなって、おばあちゃんも葬式以来家に来なくなった。小学校の卒業式はお父さんは家に引きこもって来てくれなかった。式では学年の皆に笑いものにされて寂しかった。中学に上がった頃には完全な不登校になって1人、部屋の中で本当に孤独になったよ。

どうして自分だけ人と話せないんだろう、こんか病気は自分だけで一生治らないのかな。勉強が自分だけ遅れてきっと高校にも入れない。お父さんは働いてないけど家賃滞納してどうやって暮らしていくんだろう…。不安で押し潰されそうだった。お母さんはちゃんと、娘を頼みますってお願いしていったのにね。お父さん、きっと心が折れちゃったんだね。

あの時、心から、死んだらどんなに楽だろうって思った。すべての悩み、辛さから解放されたかった。自分をいじめた皆にあてつけて死んでやろうとも思った!何日も何日もそんなこと考えて暮らしていた。
でも出来なかった。自分はなぜこの世に生まれたんだろうって考えているうちに、お母さんがいつも優しい顔を私に向けて笑ってくれた事を思い出したよ。私が今ここで死んだりしたら、お母さんはどう思うだろう。とても悲しむ。あんな優しいお母さんが、生きて私を生んでくれたことも消えてなくなってしまう。そんなこと出来ない。
それに、虐めた人だって何も思わないだろう。死に損だ、そんなの悔しい!そう思ったんだよ。
それからもしばらく大変な人生が続いたけど、死ぬことだけは考えなかったよ。そうしてそれが今の家族3人の生活に結びついている。人生って不思議だね、そして奇跡だね、お母さんが生んでくれたことも。

これから先の人生、また辛いことがあってもお母さんの事を思い出して前を向いて生きていくよ。いつもありがとう。

家族葬専門葬儀社オフィスシオンがお送りいたしました。

月, 1月 7 2013 » 「今は亡きあの人に伝えたい言葉」より

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