家族葬専門葬儀社オフィスシオン しきたりアカデミー

葬儀や死の専門情報を通じて、そこに向かいより良い人生を歩めるように、少しでもお役に立てれば幸いです。

6月8日 尊厳死を学ぶ6

「オフィスシオンFMしきたりアカデミー」では、家族葬専門葬儀社オフィスシオンが、しきたりや、葬にまつわる慣習やマナーをご紹介いたします。

今回のシリーズは、「尊厳死を学ぶ」

現代は高齢化社会に伴って様々な問題が身近な話題としてクローズアップされてきています。ガンの告知、脳死、そして尊厳死の問題。これらはどれも新聞に載ったニュースから、

自分の身の回りの避けて通れない問題になりつつあります。

今回のテーマ「尊厳死」は、医学、宗教、倫理、法律などの立場からばかりではなく、

実際に経済及び、心身的問題を抱えている人たちの立場からも、総合的に取り扱わなければならない問題です。今回のしきたりアカデミーでは、今日の「尊厳死」の問題を、

どのように理解していったらよいか、そのアウトラインを見ていきたいと思います。

●教会では反対が続いている

ヨーロッパのカトリック諸国での安楽死運動は、さしたる効果を上げていません。フランスとスペインの教会は、積極的安楽死に反対の立場をとっています。しかし、1980年にローマ法王庁が発表した「安楽死に関する声明書」にならって、治療できる見込のない患者の医療停止や放棄は認めています。

スイスでの事情…スイスでは、同情にもとづく安楽死と自殺蟄助は医者の義務とされて、刑法上も殺人とはみなされてはなかった(『安楽死とは何か』186頁)といいます。1975年チューリッヒのヘンメルリ教授が安楽死容疑で逮捕された事件が起きましたが、市民による大規模な釈放運動が展開されたといいます。このとき彼は「末期症状の患者にたいし生命を無理に引き伸ばすことにより、耐え難い苦痛を続けさせる結果になることは、断じて医師の取るべき道ではないと主張し続けているといいます。このスイスでは、患者が死にひんしていて、本人が死を希望した場合、医師は1週間分の麻薬を枕元に置くそうです。このとき患者がそれを一度に飲んでしまえば、死んでしまいますが、そのさい「自殺」ということで、医師には責任が無いことになっているそうです。

●なぜ反対するのか

安楽死はなぜいけないかという理由の一つに、自殺補助という考え方があります。患者が非常に苦痛を感じ、本人が死を望んでいるときに、これを助けることは「善」とまではいえないにしても、「必要」であるという考え方があります。しかし多くの倫理学者は次のように反論しています。「誰も人の生命を奪う権利はない。医師は同情心から、患者の肉体的苦痛を終らせるという考え方をするが、医師は生死の支配者ではないのである」これはヒポクラテスがすでに2千年前に「苦悩を短縮させるという善良と見える目的と同時に、それ自身が邪悪な殺人を管理している」といっています。

家族葬専門葬儀社オフィスシオンがお送りいたしました。

月, 6月 13 2011 » 尊厳死を学ぶ

コメントをどうぞ