家族葬専門葬儀社オフィスシオン しきたりアカデミー

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3月24日水曜日 イランのお正月

「オフィスシオンFMしきたりアカデミー」では、
家族葬専門葬儀社オフィスシオンが、しきたりや、葬にまつわる慣習やマナーをご紹介いたします。

本日のテーマは、「日本のしきたり」。日本の年中行事や歳時記をご紹介します。

 

今回は世界の信仰、「イランのお正月(イラン)」をご紹介します。

 

西アジアのイランでは、わが国のお彼岸の中日が元日になります。それは春分の日にあたり、イランの若い人たちは喫茶店に集まり、時計を眺めあい、その日のその時刻になると、大声で祝福の言葉を叫び、肩をたたきあって新年を祝います。

 


お客好きのイラン人は、私たち外国人を自宅に招いてくれます。家庭を訪れると、どこの家も客間に正月飾りが並べられています。テーブルの上に美しいペルシャじゅうたんを敷き、大きな鏡が置かれます。鏡の前には大豆、豆の青い苗、ナツメの実、トマト、ニンニク、オリーブ、酢、ガラスの水鉢に入れた金魚などです。これはイラン人にとって縁起の良い食物や飾り物で、長寿や、生命の成長をあらわしています。おそらく7世紀に入ってきたイスラム教よりも古いペルシャ民族の習わしなのでしょう。

 


昔のペルシャ人は、神聖な火を拝むゾロアスター教を信じていました。1300年ほど以前の名残は今もあり、元日の夕方に大人も子供も焚き火の上を飛び越えてけがれをはらいます。日本の神社で鏡を御神体にするところがあったり、冬の祭りで燃えさかる炭火や薪の上を歩く火渡り神事が行われるなど、日本人の習慣にも相通じるものがあります。

 


イランの元日にあたる春分の日から13日目は、家族そろって郊外の川のほとりへ出かけます。その日は元日に鏡の前に供えた豆の青い苗を持っていき、川に流して作物の豊作を祈ります。また主婦たちは家族の弁当を作り、お湯をわかすサモワールを持っていきます。家族は川原に敷いたじゅうたんの上に輪になって座り、食べて、歌って、踊ります。トランプをする人たちもいて、一日をみんな楽しく過ごします。

 


ちょうど春の芽吹きの季節です。川原の樹木の花も開き始め、万物すべてが新しい生命に満ちています。人々も希望にあふれた新年を感じる正月行事の最終日なのです。

 

 

明日のテーマは、葬にまつわる体験談です。

 

家族葬専門葬儀社オフィスシオンがお送りいたしました。



水, 3月 24 2010 » 日本のしきたり

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